統合医療

耳鼻咽喉科で主に使用する漢方薬

小青竜湯(ショウセイリュトウ)

主成分:
半夏、甘草、桂皮、五味子、細辛、芍薬、麻黄、乾姜
薬理作用:
アレルギー反応抑制作用。
適応疾患:
アレルギー性鼻炎、気管支喘息など。

柴苓湯(サイレイトウ)

主成分:
柴胡、澤瀉、半夏、黄岑、蒼朮、大棗、猪苓、人参、茯苓、甘草、桂皮、生姜
薬理作用:
利尿、抗炎症増強、ステロイド様作用。
適応疾患:
吐き気、食欲不振、むくみ、口渇、急性胃腸炎、乏尿、めまい、滲出性中耳炎。

半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)

主成分:
半夏、茯苓、厚朴、蘇葉、生姜
適応疾患:
不安神経症、神経性胃炎、嗄声、咽喉頭異常感症。

麦門冬湯(バクモンドウトウ)

主成分:
麦門冬、半夏、大棗、甘草、人参、粳米
薬理作用:
肺の表面活性物質分泌促進作用、鎮咳作用、気管支拡張作用。
適応疾患:
咳、気管支炎、気管支喘息。

葛根湯(カッコントウ)

主成分:
葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜
薬理作用:
抗アレルギー作用。
適応疾患:
急性炎症に使用する。感冒、扁桃炎、急性鼻炎、急性副鼻腔炎など。虚弱体質には向かない。一般的に急性炎症は西洋薬の抗生物質と解熱鎮痛薬のほうが良く効く。葛根湯は市販の風邪薬にも混ぜてあるものがあるので、感冒薬として使うほうが良い。個人的には風邪を引いた場合は、胃腸障害を起こすことが多いので、人参湯エキスにビタミンC顆粒500mgを混ぜて、お湯に溶かし、それに蜂蜜を少したらしてブランデーを少々いれて飲むと、大変温まり、よく効く。あまり熱があるときは服用できない。

 

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