疾患情報集

疾患詳細

味覚障害

 

・風邪の後や亜鉛の欠乏などにより味覚機能が低下する病気です。

 

疾患原因

・味覚障害に陥る原因は、舌に異常がある場合や風邪をひいて嗅覚が鈍ってしまうことがあります。
・体内の亜鉛不足により味覚が悪くなることもあります。
・味覚を感じるのは、舌や上あごにある味蕾(みらい)という器官で、これは短い周期で新しく生まれ変わっており、そのためにはたくさんの亜鉛を必要とします。
・そのため、亜鉛が不足すると細胞が生まれ変われなくなってしまい、味覚障害を引き起こします。
・薬剤の副作用として味覚障害が起こることもあります。

 

症状解説

 

・味覚障害は、その程度によりいくつかに分類されており、味を全く感じないものを味覚消失、味覚が全体的に低下するものを味覚減退と呼んでいます。
・また特定の味のみがわからないものを解離性味覚障害、口の中でいつも味がするものを自発性異常味覚、本来の味を他の味に感じるものを異味症、全ての味を嫌な味に感じるものを悪味症と言います。
・舌炎や舌苔による味覚障害では、舌痛や口内乾燥感を感じるものもあります。

 

治療法と注意点

 

・亜鉛欠乏症ではプロマックなどの亜鉛製剤を内服します。
・口腔粘膜が乾燥して味覚障害を起こす場合は、粘膜が潤うような加療を行います。具体的には漢方薬の内服や含嗽を行います。

 

関連疾患(細目)

 

亜鉛欠乏症
舌炎

 

 

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処置情報

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